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どさん子育て隊 お米で食育

北海道のバケツ稲への取り組み 「道内食率」向上に向けての食育活動について

 北海道には小学校が全部で1,271校(平成19年度)あります。生徒数の総数は約5万人。今年は、バケツ稲のセットを12,714セット送りましたので、大体4人に1人バケツ稲のセットが割り当てられた計算になります。徐々にバケツ稲に取り組む希望者の数は増えていますが、全道的に見ると、まだまだ普及率は低い状況です。が、実はコレには原因があるのです。

 例えば、夏でも気温の低い道東では、野外で育てるのはまず無理、そのため室内でないと育ちません。寒さのあまり厳しくない札幌でさえ、夜間の温度を考えると温室のなかで育てる方が良いのです。この育て難さが普及阻害の要因となっていたのです。

 そこで、セットに入れる種もみも都府県のお米ではなく、寒冷な気候でも育つように品種改良された北海道米「ほしのゆめ」を使うことにし、北海道専用のバケツ稲のマニュアルも作ることにしました。

 また、「室内でしか育てられない」ということを逆手にとり、「室内だから育てられる!」ということで、クリスマスにお米を収穫する「クリスマス米を採ろう」という企画を立てました。9月頃に苗を植えて、12月末に収穫できるこの企画は、「クリスマス米」という名称がウケてか、子どもたちに好評のようです。

 JAグループ北海道では、「道内食率(※1)」の向上を目的に、小学生を対象とした「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール北海道版(JA北海道中央会 主催)の開催、「お米の話(※2)」の配布(道内の小学校に約5万冊)といったさまざまな食育活動を行っていますが、バケツ稲の普及もそのひとつです。

 また、小学生以外への食育活動として、札幌北高校の調理実習で北海道米を使ってもらったり、札幌学院大学や北海道工業大学の生協との共催で、「学食ジャック」というイベントを実施したりもしています。「学食ジャック」とは、ある日の学食のお米をすべて、北海道米にしてもらうというもの。この日は丼ものが100円で食べられるということで、学生さんにも好評のようです。また、「ほしのゆめ」「ななつぼし」など複数のお米を食べ比べてそのお米の品種を当てる「利き米」というイベントも同時に開催していますが、これも大いに盛り上がっています。

 このほか、ミス北海道米(キャンペーンガール)によるPR活動や、石狩で毎年開催される『Rising Sun Rock Festival』への出店、ふれあい田んぼ教室なども行っています。

 こうした取り組みの結果、一時36.6%(平成8年)まで下がってしまった道内食率も、平成19年にようやく70%を超えました。この調子で平成22年までに、道内食率80%を達成したいと考えています。

※1 道内食率
道内の米消費量に占める北海道米の割合

※2 お米の話
平成10年、北海道米販売拡大委員会(※3)とJA北海道中央会が、小学校の社会科で使える学習資料用にと作成した冊子。北海道米誕生の経緯、北海道米ができるまでの農家の1年や、北海道米を使ったおにぎりづくりまで、お米や、米づくりのことを楽しく学べる教材となっています。もちろん、バケツ稲の育て方についても解説があります。
詳しくは、北海道のお米の公式HP『キッズサイトお米のひろば』へ。

※3 北海道米販売拡大委員会
北海道米の販売拡大を目的に、昭和55年「特別自主流通米制度」の開始に併せ、「道産米販売拡大対策委員会」が発足、平成元年に「特別自主流通米制度」が廃止された後、平成3年に現在の「北海道米販売拡大委員会」と改組し現在に至る。

笑顔で語る鈴木雅美さん

「今の北海道のお米は本当においしい。
全国の子どもたちに北海道米のおいしさを伝えたい」と笑顔で語る鈴木雅美さん

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